龍谷クリケットクラブ

［63］［64］

創設者　初代キャプテン　出野貴詩さん

龍谷大学　3回生

『自分がつくったチームで勝つ“恩返し”』

キャプテン　福谷凌さん

龍谷大学　2回生

『全国で一番フレッシュなチーム！』

Ｑ．クリケットとはどんなスポーツですか？

福谷凌さん（以下、F）：イギリス発祥のスポーツで、日本ではマイナーですけど、世界の競技人口はサッカーに続いての第2位！　世界的にはとてもメジャーで、インドでは国技にもなってるんです。

出野貴詩さん（以下、D）：クリケットがアメリカに渡って改良されたのがベースボール。なので、野球が盛んな国では知名度が低いですね。しかし、野球に似ているけど、攻守交代は1回だけ、ひとり1打席のみ、360度どこに打ってもフェアなど、野球以上に緊張感や駆け引きがあって、とても面白い競技です。

Ｑ．クリケットを始めたきっかけは？

D：ふたりとも同じ高校のクリケット部で先輩後輩なんです。そこは全国に2校しかないクリケット部があって。僕は「なんか新しいことをやりたい！」と思ったことと、中学までやっていた〝野球の原点〞ということを知って始めました。

F：僕も野球をやってたんですよ。そこで先輩に「野球みたいな感じやから……」と誘われて、「それならできるかな？」と（笑）

Ｑ．龍谷クリケットクラブについて教えてください

F：2016年に創設したチームで部員は15名。週2日の練習をして、シーズン中（4〜10月）は週末に公式試合があります。リーグ戦なんで試合数が多いですね。

D：大学から始めた未経験者も多く、その人たちが1〜2年で見違えるように成長しています。とても〝伸びしろ〞があって、勢いある自慢のチームです。

Ｑ．これまで一番印象に残った試合は？

F：創設1年目のリーグで10連敗しちゃって……　めちゃ悔しくて。その翌年に、日本代表が5人もいる名門の四天王寺大学に勝った試合ですね。成長を実感できた瞬間として一番うれしかったです！

D：お前もその試合かぁー。クラブ創設前、1回生だった僕が練習をさせてもらっていたのが四天王寺大でした。自分がつくったチームで勝つことが〝恩返し〞になった気持ちで……　それ以外では、去年秋の新人戦での全国優勝ですね。その大会にはルール上（1〜2回生かクリケット歴2年まで）僕だけ出場できなかったんですけど、応援しながらみんなの成長を実感できたのでホントに感慨深い大会でした。