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主将 多久 真純さん
大阪体育大学3回生
『当たり前のことを、当たり前にする』
監督 笠原 和希さん
大阪体育大学3回生新
『強くなるだけで終わらせてほしくない……』
Q.大阪体育大学女子軟式野球部の活動を教えてください
多久さん(以下、T):月火金に練習して、毎週ではないけど日曜は試合って感じです。選手26名、コーチ5名、マネージャー1名、部長1名の総勢33名のチームです。関西圏5大学による春季と秋季のリーグ戦を中心に、全国大会や社会人チームとの試合もあります!
Q.野球をはじめたきっかけは?
T:小学5年生の時に北京オリンピックの女子ソフトボールをTVで観たんです。上野由岐子選手の完投に金メダル。それはもうカッコよくて感動して!!何より女性だけの種目を世界で闘うことにとても憧れました。「私もしたいっ!!」となって中学・高校はソフトボールやってました。野球は大学からです(笑)
笠原さん(以下、K)僕はおじさんのすすめで幼稚園から少年野球をしてました。でも小3からは水泳に(笑)水泳をやってた友達の誘いでソフトボールをして、それから野球の道に戻ってきました。高校球児でした!
Q.一番心に残るエピソードを聞かせてください
T:昨年の全国大会です。先輩たちの引退がかかる試合での延長戦…… タイブレイクでお互い最後の1点が取れないギリギリの均衡状態が続いたんですが、とうとう押し出しで勝ちました。その時の全員での勝利、最高の一体感が忘れられません。その経験が、全国優勝をリアルに狙っていくモチベーションになってるんです!
K:監督になって最初のリーグ戦で、同じ関西リーグの園田学園女子大が強豪校の日本体育大に勝ったんです。それを見るメンバーの姿が忘れられません…… 「彼女たちにできるなら、自分たちにもできるんだ!」っていう決意の表情が。
Q.チームとしての夢や目標は?
T:目標は全国優勝です! でも、まずは〝一戦必勝〞かな。そのためには「当たり前のことを、当たり前にする」ことが大切。例えばサインが出たら〝確実にきめる〞みたいなことであったり、プレー以外の礼儀とか挨拶であったり。当たり前の基本がちゃんとしてるチームは、見た目からもちゃんと強そうなんですよ。
K:もちろん全国優勝。ただ、みんなには野球が強くなるだけで終わらせてほしくない…… 野球ってそれだけじゃないから。今、普通の女子大学生では絶対に得られない経験をしてるんです。それを大切に将来に生かしてほしい| 。監督として(笑)
Q.私たちのココが自慢!
T:監督が学生っていうのが最大の自慢です。なかなかないんですよね。監督と選手が意見を言い合えるからお互い納得して打ち込める! 近い存在でいてくれるのが強みです。
K:めっちゃ持ちあげてくれるやんっ!(笑)
T:この部分に関してはお世辞じゃないです(笑)
K:監督からすると、このチームはとにかく素直に練習に向き合うところが自慢です。未経験の選手も多いからなのか、ひたむきで貪欲ですね。うちのエースも初心者でしたから(笑)
Q.最後に一言メッセージをどうぞ!
T:この記事を読んで、ちょっとでも野球部に興味をもってくれたら嬉しいです。大阪体育大学に入ったら一緒に野球しましょう