関西学院交響楽団

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 部長 加埜 舞子さん

  関西学院大学4回生

 

『伝統を守りつつも、現代的にチャレンジしていく』

 

Q.関西学院交響楽団の活動について聞かせてください

加埜さん(以下、K):水・金・土曜日を中心に活動しています。楽器ごとにパート練習を行なったり、金管楽器や弦楽器など、セクションごとに分かれての練習、そして合奏という全体練習を行ったりしています。プロの先生からご指導をいただく機会も多くあります。夏と冬には『定期演奏会』を開催。また、OBOGのご協力で『演奏旅行』という、あまり機会のない場所での演奏もさせてもらっています。

 

Q.楽器に出会ったきっかけは?

K中学生からとずっとオーケストラでトランペットをしていますが、もともとは音楽にそれほど熱心じゃなかったんです。中学生で部活を探しているとき、興味があった演劇部の見学に行ったら、たまたまお休みで……(笑) せっかくなので他の部活をと見学したのがオーケストラ。ところが、そこで聴いたオーケストラの世界観にとても感動しました! それで入部しましたが、トランペットをはじめたのもクラリネットが人気で空いていたパートだったというのが理由で(笑) こんな偶然からはじまったのに、実は中学・高校・大学(現在)と、これまで“部長”をさせてもらっています。

 

Q.やりがいや達成感を感じるときは?

K演奏会が終わった直後が、一番モチベーションが上がりますね。お客様にたくさんの拍手をいただいたときの達成感はもちろん大きいですけど、すぐにメンバー全員が次の演奏会へと高まっているんです! アドレナリンの作用かもしれませんけど、直後だからこそ、改善点も鮮明になっていて「もっと良くできるな」とか、「次回はもっと多くのお客様に聴いてもらいたい」って燃えています。

 

Q.大切にしていることはなんですか

K学生交響楽団としては、創立106年という国内屈指の歴史を誇る交響楽団です。なので、伝統を守りつつも、現代的にチャレンジしていく部分をもっていて、そのバランスを大切にしています。OBOGの方々との関わりも深く『合同演奏会』も開催しています。今でも80歳のOBの方が演奏会に来てくださったり、ほんとにたくさんの方々にご支援いただいています。そんな伝統や繋がりを大切にしながら“関西学院大学といえば交響楽団”と思われる、大規模な交響楽団になれるように成長していきたいです。

 

Q.関学交響楽団のココが自慢!!

Kなんといっても公演数が多いところです! 年に2回の定期演奏会、演奏旅行、新入生歓迎会、学園祭コンサートなど、たくさんあります。それと団員の結束力も自慢のひとつです。先輩・後輩の距離が遠くないことが、オーケストラで生まれる調和に繋がっているんだと思います。

 

Q.最後にPRをどうぞ!

 

K次回は77(日)に、あましんアルカイックホールで『第133回定期演奏会』を、指揮者に水戸博之先生をお招きして開催します。そして、次々回公演では、佐渡裕先生に指揮をしていただきます! 大学オーケストラで振られることは滅多にないのですが、ご縁があって実現しました。是非、両公演たくさんの方にお越しいただきたいです! ご来場お待ちしております!

 

『第133回定期演奏会』

7/7(日) 尼崎市総合文化センターあましんアルカイックホール

チャイコフスキー「白鳥の湖」より

ボロディン 交響曲第2番ロ短調

メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」序曲ホ長調

客演指揮:水戸博之/学生指揮:佐伯悠六

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『第134回定期演奏会』

2/8(土) 神戸国際会館こくさいホール

チャイコフスキー 交響曲第5番 他

 客演指揮:佐渡裕

 

 [公式HP]  http://orchestra.musicinfo.co.jp/~kwanseiorche/

[公式twitter] https://twitter.com/kwanorche